「ホワハラ」

2026-9-15

 #17で「若者は何故会社を辞めるのか?」と題して若者が会社を辞める原因が「ゆるい職場」であると説明しました。それを裏付ける現象と言うか、言葉がありましたので、皆さんに紹介します。その言葉は、今回のTitleにあります「ホワハラ」と言う言葉です。皆さん分かりますか?若い会員諸兄は知っているかもしれませんが、筆者を含む世代の会員は分からないと思います。私も記事を目にするまで、この言葉は知りませんでした。調べてみたら「ホワイトハラスメント」の略で、その意味する所は、「上司や先輩の過剰な配慮が部下の成長機会や主体性を奪う職場ハラスメント」との事だそうです。
 この#17で記載した事が、現実として顕著になって来ている様です。筆者は、このホワハラの意味を知った時に、まず思ったのは、「世も末だな!」ということでした。

 某就職情報会社が行った調査の結果に関して、以下の記載がありました。
「昨年12月、中途入社1年以内の20~50代の正社員1446人から回答を得た調査では、「ホワハラ」だと感じた経験がある人は13.6%いた。このホワハラ経験者のうち今後1年以内に転職したいと考えている割合は、71.4%に上り、未経験者より23.3%高かった(ホワハラ未経験者は48.1%)。」
 では、具体的にどの様な事が「ホワハラ」に該当するのか?と言うよりホワハラだと感じたかと言うと、
⚫︎自分で解決しなければならない仕事や問題を、先輩が先回りして全て行ってしまう(20代女性)
⚫︎責任のある仕事を一切任せてもらえず、「残業は厳禁だから早く帰って」と毎日促されることに虚しさ(40代男性)
⚫︎仕事が途中なのに定時だから帰ってと言われた(20代男性)

 一方指導する上司に関しての2026年のアンケート調査では、「本来はもっと厳しく指導すべきと思いつつ、ハラスメント(パワハラ)と言われることを恐れて指導を控えた経験はありますか」という質問に対し、68.34%の上司が「ある」または「意識して手加減する」と回答しました。
・頻繁にある:11%
・たまにある:25.67%
・あまりないが、意識して手加減することはある:31.67%
以上の項目を合計すると68.34%となる。
・全くない(または厳しく指導している):31.67%
 これらの数字が多いのか少ないのかは筆者には分かりませんが、厳しく指導している割合が3割強ある事にホットしています。

 中途入社1年以内の正社員に調査を行った前述の就職情報会社の研究員は、「成長や活躍に対する本人の意向と、周囲による配慮の間にズレが生じた場合に不安を抱く事が推察される」と指摘しています。

正にこの指摘は、#17で記述した
・自分の事を考えると職場がゆるい故に不安を感じる
・「不満型転職から不安型転職へ」
と言う事になります。

 しかしながら、こうなると筆者はもうどっちもどっちだと感じてしまいます。世の中、世知辛いと言うか、
⚫︎上司サイド
現在の世の中の風潮としてパワハラやセクハラ等のハラスメントを気にし過ぎて、部下に面と向かって物を申せない上司。
⚫︎部下サイド
上から与えられた事しかせず、常に待ちの姿勢を取っている。仕事が出来ない、覚えないと言うのを他人のせいにしている。仕事を覚えたいのであれば、自分から積極的に上司に対してApproachすべし。

 筆者も偉そうな事を言えた義理ではありませんが、#17での最後に記載した様に、繰り返しになりますが、上司はもっと自分に自信と誇りを持って業務を行い、部下を指導して行けば良いのかなと思います。

以上