会員そして本Home Pageをご覧の皆さん、こんにちは。本年(2025年)5月に会長に就任しました庄司です。
これから時々、この場を借りて、その時に話題になっている事、個人的に感じている事や気になっている事等を徒然に記載し、可能であれば皆さんとDiscussion出来る様な場に出来ればと思っています。
「船員の日」
記念すべき第1回目は「船員の日」についてです。
皆さん、「船員の日」という記念日を聞いた事がありますか?またその様な日がある事を知っていますか?それがあるのです。恥ずかしながら元船員である私もつい最近まで知りませんでした。この「船員の日」に関しては、昔の同僚のあるCaptainから教えて貰いました。
それは6月25日です。英語表記は「Day of the Seafarer:DotS」で、以下の様なBannerもあります。
1.制定された目的
世界の経済や社会を支えている物資の輸送を担う、世界中の船員たちの労働に感謝し、その貢献を称え、海上輸送の重要性を再認識する。
2.制定の経緯
2010年フィリピンのマニラで開催されたIMOのSTCW条約の締約国会議において、条約改正の最終文言が6月25日に採択された事を記念してIMOが制定した。
3.イベント
政府、海運会社、企業、船主、その他の関係者全員に、この国際デーを正当かつ適切に推進し、それを有意義に祝うための行動を起こすよう奨励。毎年テーマが決められ、この日を中心として写真をSNSに投稿するキャンペーンなどが実施される。
「船員の日」がある事を知って以降、機会ある毎に、私の周りにいる人達や業界の重鎮の方々に「船員の日」がある事を知っているか聞いてみましたが、殆どの方は知りませんでした。前記した如く私自身も知りませんでしたので、この日が如何に認知されていないかが分かります。
折角、国連(IMOは国連の機関)が制定し、世界中で船員と言う職業についての認知を高めるキッカケを作ってくれているので、今後、皆さんと共に業界を巻き込んでこの「船員の日」を広めていけたらと元当事者である船員の1人として思っています。
そこで皆さんに1つお願いがあります。まずは初めの一歩として、機会ある毎に6月25日が「船員の日」である事を宣伝して下さい。
最後に、もしこの「船員の日」に関して何かコメントがあれば、当方に連絡戴ければ幸いです。
他にも「船員の日」として定められたものがあるようで、参考として記載しておきます。
*もう1つの「船員の日」:
ローマ教皇庁総合人間開発省が7月の第2日曜日を「船員の日」と定め、世界中の司牧者、信徒に船員たちのために祈るように呼び掛けている。この活動は1975年にイギリスで始まった。
以上