「6月25日「船員の日」に起こった事」
2026-7-15
しつこい様で恐縮です。今回も「船員の日」に関しての話題です。今回で3回目となりますが、言わずにいられなかったのでまた本テーマに関して記述します。
皆さん、ビックリです。今年の「船員の日」に国土交通省海事局(以下「当局」)が動いてくれて6月25日当日に「船員の日」感謝の会を開催し、同省4階の大臣応接室にて金子国土交通大臣直々に6名の船員(外航船長&機関長、内航船長2名、練習船船長&機関士)に対して感謝の言葉が送られました。
当局がPress Releaseした事もあり、この感謝の会には業界Mediaだけでなく、一般Mediaも取材に来ており、大々的なEventとなっていました。
筆者も直接的な関係者ではなかったものの、当局のご厚意で、記者席ではありましたが、同会に参加する事が出来ましたので、当日の状況をお話させて戴ければと思います。
大臣応接室は、関係者とMediaの人達で大混雑しており、外は梅雨時の雨で涼しいにも関わらず、相当の熱気で暑いくらいでした。
まず、金子大臣から
「四面を海に囲まれた我が国において、食料やエネルギーなどの物資は国際海運により支えられており、国内においても人流物流の両面にわたって重要な役割を果たし、我が国の経済活動、国民生活に必要な海上輸送に携わるすべての船員に対して心より感謝をします」
との感謝の言葉に加え、現在、ペルシャ湾に留め置かれている船員の精神的、肉体的な苦労に対するコメントもありました。
続いて船員を代表して日本郵船の中西船長から
「常日頃国土交通省や海上保安庁の皆様から航行の安全や海の安全確保にご尽力頂いていることが船員にとって安心安全に繋がるとともに業務上大きな支えになっている」と答礼の挨拶がありました。
その後、金子大臣から参加した船員1人1人に花束が贈呈されました。(添付写真1ご参照)
大臣臨席の会の後、大臣応接室を出てすぐのElevator Hallにて6人の船員さん達が、Mediaの方々から記者会見と言うか、Interviewを受けると言うSurpriseもありました。
更に今年は、当局から東京メトロにお願いして「船員の日」ポスター(添付写真2)を6月5日から主要駅に貼って貰ったり、JMETS(海技教育機構)から船員への感謝の言葉を広く募集などをして貰いました。関東に在住されている会員諸兄の中には地下鉄の駅でそのポスターを見られた方もいらっしゃるのではないかと推察します。
また、以前紹介しました会社ぐるみで「船員の日」定着プロジェクトを推進している(株)エイアイエス社も前回の自由海論#16「6月25日は何の日?」で記載した様なEventを6月25日を中心に実施し、「船員の日」を広める活動を行って盛り上げてくれました。
一方IMOでは「船員の日」を制定した2010年から毎年継続して活動をしており、今年は「Carrying world trade. Carrying the risks.」(世界貿易を運ぶ。リスクを背負って)と銘打ってIMOの事務局長であるアルセニオ・ドミンゲス氏が海上で働く180万人の船員に感謝の意を表明すると同時に、国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏も「船員は決して地政学紛争の犠牲者や駒になってはなりません」と述べています。
今年は、米国イラン紛争でペルシャ湾に船員が閉じ込められている事もあり、今回の様に国土交通大臣が「船員の日」に感謝の会を開催していただき、船員に対して感謝の言葉を述べる特別な年となりましたが、これを切っ掛けに単発で終わらせずに、引き続きこの様な世間の関心を引くEventを開催して戴ければと、強く思う次第です。
引き続き当局をはじめとした関係者に「船員の日」を情宣すると共に、会員諸兄もこの日が広く世の中に認知される様に意を用いて戴けると有難く思います。
以上
(参考1)「船員の日」のEventに関しては、当協会の機関誌「マリンエンジニア」9月号でも取り上げる予定となっております。
(参考2)今年の「ミス海の日」は「野口 絵子」さんと言って登山家の野口 健氏のお嬢さんです。(添付写真1,前列左から4番目の女性です。)
(参考3)日本ガット船協会四国支部の方が「船員の日」の歌を作成していました。ビックリです。興味があったら下記URLをクリックして見て下さい。
https://www.tiktok.com/@gattosenkyokai.shikoku/video/7640845999111556368
添付写真1

国交大臣応接室での記念撮影
添付写真2

「船員の日」ポスター